文書名称工程FMEA実施手順書文書番号242000-12頁11.総則1.1.目的この手順書は、当社で開発・生産される製品・メカユニット・チューナーユニット(以下「製品」という)に実施する工程FMEAのための基本的事項を定め、工程FMEAの円滑かつ効果的な運用と技術の蓄積を図る事を目的とする。1.2.適用範囲この手順書の適用範囲は、会社で開発・生産される製品に実施する工程FMEAに適用する。1.3.言葉の定義a.故障モード�解析(FailureModeandEffectsAnalysis)設計の不完全や潜在的な意見を見出すために構成要素の故障モード�とその上位アイテムへの影響を解析する技法であり、FMEAという。特に影響の致命度の格付を重視する場合はFMCAと言う。※1.※1.(FailureModeEffectsandCriticalityAnalysis)b.故障アイテムが規定の機能を失うこと。c.発生頻度アイテムの故障の発生度合いを示す。d.検出可能性(検出度)アイテムの故障の検出能力レベ�ルを示す。e.厳しさ(影響度)アイテムの故障による影響度合いを示す。f.リスク優先数(総合評価)発生頻度、検出可能性、厳しさ、それぞれに評価点を与え、これらを掛け合わせ文書名称工程FMEA実施手順書文書番号242000-12頁2たものリスク優先数(総合評価)という。2.工程FMEAの基本2.1.工程FMEAの基本工程FMEAとは、製造工程を詳細に分析・検討する事によって、故障発生の可能性・程度及び発見の可能性を予測し、市場に不良の流出しない生産工程を確立するための分析手法をいう。故障の原因分析・対策には製造標準書、製品評価リスト、過去トラ検証チェックシートの活用及びポカヨケを取り入れて実施する。工程FMEAは、生きた文書であり、新たな故障モード�が発見されたとき、見直しを行い更新することが要求される。2.2.最優先実施項目下記a.b.に示す特殊特性(または特殊特性の故障モード�に繋がるもの)および特殊工程は、最優先で実施する。また、これらに該当する項目は、5.1.手順6で示すクラス(分類)欄に識別マークを記入し識別する(識別マーク詳細は、工程品質管理表作成手順(242000-10)参照)。クラス(分類)欄の無い顧客指定フォーマットを使用する場合は、下記欄に記入する。・HM:工程の機能または故障モード�欄・BMW:故障の影響または機能/役割欄・その他:上記に相当する欄a.特殊特性・顧客が指定する特殊特性(識別マーク:◇等)・会社が定める特殊特性(識別マーク:○又は*新規モテ�ルから*に統一)暗電流/出力オフセット電圧/Bus-Line接続および、機能横断的チームが定める特性b.特殊工程・半田付け/ピックアップスキュー調整/メカ精度調整/メカジッター調整(識文書名称工程FMEA実施手順書文書番号242000-12頁3別マーク:●)2.3.工程FMEA用工程フローチャートの作成アイシンAW社向けモテ�ルは、アイシンAW社の要求事項である「工程FMEA用工程フローチャート」を作成し、危険度評価等について記載する。要求事項詳細は、『ObbligatoⅡ→ドキュメント管理→データ分類:外部文書/ドキュメント番号/等しい/S0110501320』を表示し、『標題:購入部品仕入先取引手順書/付録Ⅵ-1工程FMEAの実施手順書』を参照とする。3.実施方法a.対象新規モテ�ル発生、および量産移行後の変更(CFCI、PPAPの他、新たな故障モード�発見や継続改善によるものを含む)にともなう検証を対象とする。b.初回実施時期PRイベントの資料作成前(PRイベントの10日以上前)に行い、PRイベント用資料作成のインプ�ッドとする。c.実施部門製造技術部門の生産準備担当者が主管となり、開発日程(PDM)、又は量産移行後の変更タイミングに基づき、日時を設定し必要に応じて他部門の協力を得て行う。d.実施担当者の認証工程FMEAを実施する者は、工程FMEAの実施方法・手順についての教育を受講し、力量の認証を取得すること。e.様式と基準客先指定が無い場合は、本手順書の基準・J.項で指定する...