和服から見られる日本人の美意識Ⅰ.序論 各民族は自分の民族服がある
大和民族も例外ではなく、和服は大和民族の伝統的な衣服として、世界でも有名である
また、日本女性の美しさを表している
その古典的な優雅と東洋的な気風が日本にだけでなく、世界の人々にも魅了される
和服は、日本人の“第二の皮膚”、“日本人のこころ”を表していることができる
そして、和服には、日本の風土や日本人の美意識が凝縮され、作られる時代の文化も反映されて奥深い魅力に溢れている
その上、時代によって、いろいろな和服がある
たとえば、以前の古代から奈良時代にかけての貫頭衣、平安時代の十二単、江戸時代に小袖が流行した
村上信彦が『服装の歴史』の中で、時代によって、女の生活と服装の関係を讨论している
村上は服装を理解した上で、この本を書かれた
また、“女の服装は、悩み、苦しみ、ゆがめられ、さらにそこから脱け出ようとしている女の生活の鏡である
”と認めていた
しかし、どうして女の和服は時代によって、変化してきたのか
また、この変化と日本人の美意識とはどのような関係があるのか
これについての讨论はまだ十分ではない
本稿では、和服と美意識との関係を讨论したい
特に、女の和服という方面から見た日本人の美意識、また、これに対して分析する
以下は、女の和服の変化を取り上げ、美意識との関係を分析したい
Ⅱ.本論2.1奈良時代 令義解、令集義解、『日本紀略』などの書物と、正倉院などに現在残っている資料から見ると、この時代の衣服は少し分かっている
奈良前期に、日本人は前の時代と同じ、貫頭衣①のような服を着ていた
貫頭衣の構造がじつに簡単で原始的なところから、これが日本のいちばんふるい服装だということになっている
それゆえ、この貫頭衣はただ人々の基本的な需要を満たすために、作られたものである
言い換えれば、この時の服は人々に